映画「ララピポ」を見て

先日公開になった、映画「ララピポ」を見てきました。


 映画「ララピポ」は、2月7日(土)に封切りとなった、新作映画です。
 原作は、奥田英朗氏。「サウスバンド」や「空中ブランコ」の原作者です。
 脚本は、中島哲也氏。「下妻物語」、「嫌われ松子の一生」を担当した人ですね。監督は、宮野雅之氏です。
 
 主演は、成宮寛貴、村上知子(森三中)、中村ゆりさん。
 6人のダメ人間のサバイバルを描いた作品です。

映画「ララピポ」 公式Site


 この映画「ララピポ」を見てきたので、感想について書いてみようと思います。
(※以下、ネタバレを含むので注意してください)

 
 最近、「映画ララピポ」をようやく見てきました。
 夕方に見たのですが、何故か女性の観客が多かったです。高校生とか多かったですね。成宮氏目当てなのでしょうかな?
 今回は、郊外のシネコンじゃやなくて、都心のビルの上にある映画館だったんですがね。


 「ララピポ」とは、「a lot of people」(たくさんの人々)を早口で言うとそう聴こえる・・・というのから来てます。
 つまり、世の中たくさんの人が居る。そんなたくさんの人の中で、特にダメな人間にスポットを当てて、性にまつわる彼らの葛藤やサバイバルについて描いた作品です。6人のダメ人間が登場するのですが、それぞれが関係ないようで、どこかで繋がっている。そんな不思議な作品です。


 まあ、はっきり言いましょう。「意味不明」
 何がなんだかよくわからない映画ですね。あまり他人には勧められませんね。


 見ていると、アダルト映画か?と思うほど、性描写が多いです。基本的に、アダルト映画と思ったほうが良いと思います。


 R-18規制されてないのが不思議ですね。見ていて決して気持ちのいい作品じゃありません。セクスシーンが多いのですが、そのシーンは詳しくは描かれていません。セクスはしてるけど、それがメインじゃないって感じですね。
 この映画に登場する、変わった形のぬいぐるみ(杉山先輩というらしい)が登場しますが、よく見るとアノ形なんです。この映画の随所に、あのカタチを想起させるものが出てきます。


 主要な登場人物が、男性3人、女性3人居るのですが、映画のStoryがアダルトビデオをメインに展開してます。メインとなる6人の登場人物のうち、女性3人が、AV女優と言う設定です。

・小百合(村上知子)・・・デブな裏AV女優、自分のセクスシーンを撮影して売っている。
・トモコ(中村ゆり)・・・真面目なデパートガールから、風俗嬢そしてAV嬢にまで落とされる女性。
・良枝(濱田マリ)・・・ゴミ屋敷に住む、訳アリの熟女AV主婦。

 そして、男性側の3人の登場人物がこんな感じです。
・健冶(成宮寛貴)・・・風俗スカウトマン、幾人もの女性を風俗、AVに突き落としてきた。
・光一(吉村崇)・・・カラオケBOXの店員、NOと言えないため振り回される。自分はヒーローだと思い込んでる。
・博(皆川猿時)・・・対人恐怖症のデブなライター。

 脇役に、蛭子能収氏、杉作J太郎氏、インリンさん氏も出演してます。結構こゆい面子を集めたなと思いました。


 Storyは、この6人のダメ人間がそれぞれ交錯しあうことで展開していきます。基本にあるのは「性」。ダメ人間でも、欲求のはけ口は性に向かう。そんなダメな3人の男性が、ダメな3人のAV女優と不思議な接点で繋がる・・・そんな感じです。


 博と光一は、それぞれ劣等感を抱くダメ人間。健冶は勝ち組に見えるが、それは女性を風俗・AVに突き落とすことにより成り立つ。健冶に口説かれ、真面目なデパート店員だったトモコはとことん突き落とされる。良枝は健冶も逆らえない熟女AV女優・・・という感じで、人間関係が複雑です。誰から1人に関するStoryが続いたかと思うと、いきなり別の人物の話になったりと、展開が複雑で混乱してきます。
 性やAVのエグさが描かれていると思います。


 ダメ人間が、成功していくStoryかと思えば、そうではないのです。ダメ人間はダメなまま、でもなんとかして生きている・・・そんな感じです。
 「こんなダメ人間でも、生きていて良いんだよ。生きるしかないじゃん」そんなMessageを感じました。


 しかし、作者が何らかのMessageを残そうとしてるのかも謎です。結局、何が言いたいのかよくわかりませんでした。ハッピーエンドのような、そうじゃないような・・・毒にも薬にもならない感じですが、見終わった後不思議な気持ちになります。

 私も、自分にあまり自信が持てないというか、そう思うことがあるので、この映画を見て、「ああ、こんな自分でも生きてるんだな」って思えてきました。


 でも、最後に何故か不思議な爽快感がしました。なんでしょう?最後まで見て、なんかよくわけのわからない気持ちになりました。でも、救いというか、そんなのを感じました。
 なんでしょうね?最初から、この映画を見なかったかのように、何も残らないのですが。

 でも、見なきゃよかったかと言うとそうでもありません。見てよかった。

 
 エンドロールで主題歌である、AIさんの「People in the world」が流れます。この曲に救われた感じですね。
 「人生いろいろあるけど、笑い飛ばしちゃおうよ!」って感じのMessageを伝えています。
 この曲を聴けば、映画の世界観が少しだけわかるかもしれません。


 爽快なディスコサウンドな曲です。AIさんのコーラスワークと、ホーンの爽快な音色が絡み合う、最高に気持ちのいい楽曲です。
 映画はいろいろごちゃごちゃしてて、複雑な気持ちになるのですが。最後にこの曲を持ってきたのは、心憎い演出だなって思いました。


 主題歌以外にも、映画の劇中で使われている曲がかなり凝っています。普通、サントラといえば、Instだけだったり短かったりしますが。この劇中で使われている楽曲は、多くがキチントした普通の曲です。参加Artistも豪華です。Mizrock、Diggy -MO、名取香り、Ryohei、YOSHIKAさんなどが参加してます。

Universal Music「ララピポ オリジナルコンピレショーンAlbum」
↑こちらで、サントラ収録曲及び主題歌を試聴できます。

関連記事:『映画「ララピポ」のサントラをiTMSJで配信開始へ』
 【2009年1月30日付記事】
↑こちらの記事も、参考にして見てください。

 映画の随所で、サントラ収録楽曲が効果的に使われています。

 Mizrockさんの「BABY MARIA」は、劇中で3回も使われてました。Mizrockさんの曲が、こうして映画で使われているって、感慨深いものでした。
 映画を通して、これだけのArtistをよく集めたなって思いました。1つの作品でこれだけのArtistさんの楽曲を聴けるというのも凄いと思います。


 
 さて、長々と書いてみましたが、なんとも不思議な映画でした。ただのアダルト映画と片付けるのも惜しい、なんか微妙な気持ちになれる映画でしたね。


ララピポ (幻冬舎文庫)
幻冬舎
奥田 英朗


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